2011年06月19日

コナギ

田んぼに水を入れて何日か経つと
なんと 地面には コナギがびっっっしり!

なんじゃ こりゃぁ~!!!オドロキ


昨年は、代掻きの後、4~5日経過してから田植えをしていたので
田植え当日には すでにコナギが 
田んぼの中にたくさん生えてきており
田植えの数日後に行う除草作業のときには 
コナギの根っこが深く地中に伸びてしまっていて
除草機で地面をかき回したくらいでは取り去ることができず 
結局、どんどん茂るコナギに栄養分や光を奪われて
イネの生育が悪くなってしまったとのこと。

今年は 昨年の反省を踏まえて こばふぁーむでは なるべく
以下のような流れで作業を進めているのだそうです。

1回目の代掻き
水をため続けて10日くらいおいて わざとコナギを生やす
仕上げの代掻きでコナギを蹴散らす
仕上げの代掻きの翌日に田植え
深水で管理
仕上げの代掻きの後5日以内に1回目の除草作業
     〃   10日目くらいに2回目の除草作業

昨年はコナギに悩まされた田んぼのイネも
すくすく育つといいなあ。

  

Posted by やまち畑 at 23:00Comments(0)栽培方法(マニア向け)

2011年06月10日

浅~く耕す

今年の「こばふぁーむ」のトラクタ作業のポイントは
田んぼや畑の土の表面だけを 浅~く浅~く耕すことです。

理由は・・・

作物の根っこの伸びを より良くしたいから。
そのためには、田んぼや畑の土が 大雨の後でも
さっと乾くように、排水性をよくしたいから。

深く耕すと 大雨のあと 土がたくさん水を含んでしまい
なかなか乾かないので 作物の根も酸欠状態になって
良くないのでは? と これまでの経験から感じ始めていたそうです。

それで、いろんな人から聞いた話を総合的に判断すると、
どうも田んぼの水分に関して
中干し以降は 田んぼに水を 溜め続けるよりも
ときどき土に水を含ませてやって
さっと排水した方が イネの根っこが元気に育ちそう、
というイメージを持つようになったのだそうです。

浅く耕すと 土が硬く締まっているので 
大雨のときでも 土の表面を さっと水が流れ去って
深く耕していたときほど 土が多くの水を含まない。
その結果、土の中の水分と空気の割合は
ほど良く保たれる。

おおむね、そんなイメージを持って こばふぁーむでは
今年から 浅~く耕す を徹底しています。

もし不耕起でできれば 作物の根の成長にとっては
一番良いのかもしれないけど、
それは同時に雑草にとっても天国なので
雑草対策に かえって膨大な労力がかかってしまいます。

雑草対策や機械による田植え作業の効率化を考えると
トラクタで最小限 土の表面を耕すというのは
最も現実的な 最善策のように思われます。

自分は以前から できれば野菜も米も不耕起栽培で作りたいと
考えていたので、 こばふぁーむが今年から取り組み始めた
浅~く耕す という方針もイメージも すんなり受け入れることができ、
昨年のお米よりも 好結果が得られるかどうか、今から楽しみです。
  

Posted by やまち畑 at 19:10Comments(0)栽培方法(マニア向け)

2011年06月08日

ハダカムギの中耕除草

4月からこばふぁーむで
いろいろ話を聞きながら農作業していると
一般の農家ではなかなか体験できないような
自然農法に特有の(?)作業工程が
あることが少しずつ分かってきました。

ブログで読んでもよく分からないかもしれないですが
まあ、なんとなく 農薬や肥料を投入しないで栽培する場合には
神経を使うポイントがいろいろあるのだなあ、
という雰囲気だけでも 伝わるかもしれないので
紹介します。

先週の土曜日(6月4日)に収穫されたハダカムギ

こばふぁーむでは、このハダカムギを加工業者に委託して
「押し麦」に加工してから販売しています。

ハダカムギは、主に四国や九州で栽培されている作物のようで、
関西でハダカムギを1トンとかいう規模で
栽培している農家は珍しいのだそう。
(たぶん、こばふぁーむ以外にはいないのかも。)

大雨などで畑が水浸しになったりすると
ハダカムギは弱ってしまうらしく
そんなデリケートなところが農家に敬遠されているのかも。

でも、ハダカムギにはこんな捨てがたい魅力

①ハダカムギを加工して作った押し麦を
ご飯に少量混ぜて炊くと、プチプチとした食感が味わえるので
「これがないとさみしい」というお客さんも多いとか。

②麦茶に加工すれば、通常のものより「上品な味」の麦茶が
できると加工業者の方からもオススメされる。

③生産する農家としたら、田植え前のチョ~チョ~忙しい時期に
ハダカムギは六条大麦よりも刈り取り時期が数日早いので
とても ありがたい。

そんなわけで、こばふぁーむは世間の農業関係者から
変わり者だと思われながらもハダカムギ栽培に力を入れています。

それでは、大雨などに弱いハダカムギを
自然農法でどのように育てているのでしょう?



こばふぁーむでは、ハダカムギ栽培の途中で2回ほど
除草と土寄せを兼ねて管理機を押してハダカムギの列の間を
歩きます。
この作業工程を中耕除草と呼んでいますが
これをすると とても良質なハダカムギが収穫できます。
理由はたぶん・・・

①中耕前は平らだった地面だが、列の間を2回耕すことで、
 きちんと畝ができて 排水性が良くなる。
②春先から初夏にかけて背高く伸びる雑草の伸びを相当抑えることができる。
③新たに株元に寄せられた土の栄養分がハダカムギの生長を助ける。

もしも中耕除草を行わなかった場合は、春先に雑草に覆われ、
コンバインでムギを刈ったときに草のタネもたくさん混じってしまい、
ムギ自体の品質もあまり良くない、ということになるようです。

肥料、農薬・除草剤を一切投入しない自然農法で行く限り、
今のところ、2回の中耕除草は必須のように思われます。

ただし、中耕除草をする機械(管理機)の幅が結構広いので、
ハダカムギの列と列の間は60センチ程度と
広~くしないといけません。
結構すき間だらけ。せっかく広い畑が もったいない感じも。

次回のムギ作付(11月頃)に向けて、こばふぁーむでは、
ムギとムギの列間をもっと狭くして、
中耕作業を管理機ではなく、トラクタでできないかなど
検討中です。

最終的には、
 「タネを畑一面にばらまいて、除草も何もせず、収穫まで放ったらかし」
という究極のエコ栽培も目指しつつ・・・
  

Posted by やまち畑 at 21:12Comments(0)栽培方法(マニア向け)