2012年08月14日

『声の力』 (オススメの本)

久々に図書館で本を借りました。

 


『声の力』というタイトルの隣に「歌・語り・子ども」という副題、
そして、4名の名前があります。

河合隼雄(臨床心理学者)
阪田寛夫(詩人・作家=多くの童謡を手がける)
谷川俊太郎(詩人)
池田直樹(声楽家)

河合隼雄さんによる あとがきを見ると、
本書ができた経緯や様子がこんなふうに
紹介されています。

  本書は小樽市の「絵本・児童文学研究センター」主催による、
 二〇〇一年十一月十一日に行われたシンポジウムを基にして
 成立したものである。
  当日は、私の講演に続き、阪田寛夫さんの講演は、
 バスバリトン歌手の池田直樹さんの実演つきで、
 童謡やわらべうたについての話があり、
 その後、池田直樹さんの独唱、
 そして、谷川俊太郎さんをコーディネーターとする
 全員参加のシンポジウム、そのなかで、興に乗って
 谷川俊太郎さんも自作の歌を歌うということもあり、
 実に多彩で面白いものとなった。

河合隼雄と谷川俊太郎の名前が一緒に並んでいる本は
とにかく面白い予感がするので、早速借りることにしました。

そして、家族が留守で自由時間たっぷりだったので、
その日のうちに、一気に読めてしまいました。

「私のなかの歌」というテーマで4名が討議していると、
子ども時代に聞いたり歌ったりした歌や、声についての
思い出話やエピソードがあれこれ出てきます。

育った時代や家庭環境が4名それぞれで異なるので、
讃美歌、わらべうた、童謡、軍歌、ロシア民謡、
うたごえ喫茶、など、印象に残っているものも様々。

これを読みながら、自分の中にはどんな歌が
入っているかなぁ?と思い出を探ってみるのも面白いし、
自分の子どもとどんな歌を一緒に歌おうか、など
考えるのも良いかと思います。

わらべうた を いろいろ知りたいという気になりました。




  

Posted by やまやま at 21:20Comments(0)その他