2012年03月30日

研修生卒業

昨年4月からの1年間、
兵庫県の新規就農の支援事業の研修生として
「こばふぁーむ」にお世話になってきましたが、
この3月31日でとうとう「研修生」という立場を卒業します。
ということは、独立した農家となります!
* 制度上、ちゃんとして「農家」と認められるまでには
  まだいろいろとクリアしないといけない条件があるそうです。


この1年間は、実にあっという間でした~



こばふぁーむの小林さんやご家族の方をはじめ
いろいろな方に、温かく見守っていただき、
とても充実した研修生活を送ることができました。
本当に本当に、ありがとうとざいました。


また4月からも いろいろと お世話になりますピカピカ




  

Posted by やまやま at 21:14Comments(0)田んぼ

2011年10月30日

イモリがいっぱい

稲刈り中盤戦。
食欲の秋を迎えているシカさんたちに
収穫間際のお米を食べられてしまう前に、
なんとしても29日の土曜までに一気に刈り終わるぞ、
ってことで、こばふぁーむの田んぼをぐるぐると
コンバインが駆け回りました。

自分も最後の最後で おそるおそる
運転の練習させてもらいました。

田んぼの四隅は、
コンバインで刈るのが難しいため
人が鎌を持って地道に刈ります。

まあ、四隅くらい手作業で頑張ればいいじゃないか、
と以前は思ってましたが
実際に毎日やってみると結構時間がかかるし大変です。

何しろ、田んぼの数が大小合わせて20枚くらいあるので
それぞれの田んぼで隅っこの数がつあるとすると
全部の田んぼ合わせて80か所くらいになります。

隅っこ1つは、だいたい畳1.5~2枚分くらいの面積があるので・・・
鎌で刈る面積は、全部の田んぼを合計すると
畳120~160枚分!!!


まあ、でも鎌で刈っていると
足元のいろんな生き物の顔が見れて
機械にひたすら乗って「早く、正確に」と
意識を集中しているときよりも
ずっと楽しい時間が過ごせるような気もする(やせ我慢かも??)


今日は稲株の中から
イモリが何匹も姿を現しました。



鎌で稲株を刈るのと同時に
イモリのカラダを切ってしまうのではないかと
ヒヤヒヤものでしたが、
幸い、1匹のイモリの足の先っぽを 
ほんの少し切ってしまっただけで
すみました。。。。ごめんね、イモリ。。。



でも、帰ってからインターネットで調べてみたら
イモリのカラダには すごい再生能力が
あるらしいです。

目玉をとっても目玉が再生し、
心臓をとっても心臓が再生するのだとか・・・
ほんとかな~?? 
かわいそうだから実際に試すのはやめよう。。。

稲を刈った後の田んぼの地面を見ながら
一歩足を踏み出せば、
たくさんのクモがザワザワっと一斉に
動きまわったりしてました。

寒~い冬の間、
彼らはどうやって過ごすのでしょうね。

  

Posted by やまやま at 22:05Comments(0)田んぼ

2011年09月27日

クサネムのタネ

稲刈り前の田んぼチェック。
マメ科のクサネムが イネよりもひと足先に実って
田んぼにタネを落とそうとたくらんでいました。

このタネが田んぼに落ちたり
収穫したモミに混じったりすると大変!!

というわけで、2人して田んぼの中を歩き回って 
片っぱしから抜いていきました。







イネの場合は、5月上旬~中旬にかけて種まきして
10月中旬~11月初めにかけて稲刈りなので、
成熟するまで5か月以上の時間がかかるけれど

クサネムの方は、6月中旬に田植えをした後に発芽して
9月下旬には成熟したタネを落とし始めるから、
成熟するまでにかかる時間は、たったの3カ月ほど。
しかも この短期間でイネと同じかそれ以上の高さにまで
ぐ~んと背が伸びる・・・。

クサネムって、田んぼに自分の子孫を残すために
とても都合のよい性質を備えた雑草だなぁ と 
引っこ抜きながら 感心しました。

  

Posted by やまやま at 22:46Comments(0)田んぼ

2011年09月14日

神戸のお店

今日は とりわけ残暑厳しかったですね。
35度くらいあったのかな。

午前中、トラクタで耕していたら
黒い長靴に 太陽が照りつけて
焼けそうに暑かった。大泣き

明日もトラクタに乗るので
今度は足元に白いタオルでもかけておこう。

ところで 今日の昼の休憩中に
神戸から オシャレなお客さんが2人
はるばる やって来てくれました。

神戸から来た と聞いたら もうそれだけで、
オシャレでキレイでセンスあふれて・・・
と感じてしまいますよね~。

なんと、2人は来る前に 
このブログをチェックして
くれていたようです。ピカピカ


で、チェーン除草の記事が面白かった
など感想をいただきました。

この世のどこかに読者がいるらしい・・・
と思って、たま~にブログ更新するけど、
一体どこの誰が読んでくれているのか
分からないから すぐ飽きてしまう・・・

けど、今日は読者に直に会えたので
モチベーション UP!!パーンチ


それで、なんで はるばる神戸から来たかといえば
10月初めに 神戸市中央区の大倉山のあたりに
GINGER という名前の小さなお店を2人でオープンするそうで
そこに並べる こだわりの農産物がほしいのだそうです。

よくぞ 数少ない情報をたどって
こばふぁーむ にたどり着いていただきましたピカピカ

こばふぁーむ の商品は しっかりパックとかしてあって
常温でも 長期間 保存しておけるし
値段やサイズも お手頃に設定しているので
二人にも喜んでもらえたようです。

カンカン照りの猛暑の中、
田んぼのイネや 畑の大豆の写真などを
熱心に撮影していたら、



なんと畑の隅に のさばっているイチジクに
た~っくさんの実がついていたので
もぎとって みんな その場で かじりつきました。




さらに、イチジクに群がるスズメバチをよけながら
命からがら 8つくらいもぎとって
家に持ち帰りました。

勝手に生えている木だし
当然 農薬なんて かかっていないだろうから
皮ごと イチジクジャムにしてもらおうかと思ってます。


  

Posted by やまやま at 23:15Comments(1)田んぼ

2011年09月08日

クサネム、田んぼの厄介者

これは 油断すると 種をいっぱい田んぼに落として
年々 数を増していく こばはーむでは
かなり厄介者扱いされている雑草
クサネムです。



だいたい除草作業が一段落して
コナギをなんとか抑えたなあ、
やれやれ、とようやく一息ついた後、

稲の根はだいぶ田んぼの土の中で四方に伸びて
これからしばらくの間は
田んぼに入ると稲の根を踏んで切ってしまうので
あまり田んぼの中を歩かないようにしよう、
などと言っている頃、

クサネムは徐々に田んぼの水面に顔を出し始めて
さらに、田んぼのトロトロした土の中で
太~い茎だか根っこだかを横へ横へ這わせて
そこからまた上に葉っぱを伸ばしたりして
気づけば田んぼのあちらこちらから
クサネムがニョキニョキ大泣き



7月下旬から8月末くらいにかけて
あっという間に稲よりも高くなって花を咲かせ
稲刈りの頃には すでに
田んぼにたくさんのタネを落としているし、
まだ落ちていない種は
稲と一緒にコンバインで刈り取られて
玄米や白米の中に混入してしまう
おそろしく 厄介な草なのです。

これが生えてしまったら・・・
打つ手はただひとつ・・・

手で引っこ抜くのみ!!パーンチ

しかも大きくなったクサネムは
根がガッツリ地面に入っているので
ちょっとやそっとじゃ抜けないし
抜けたとしても稲の根っこも
一緒に抜けてしまったりします。

というわけで、
クサネムを手で引っこ抜く作業の
最適な時期は・・・

8月の盆前!! 
暑い~っ!!
 
大泣き


この頃だと日中の最高気温は35度前後!!
朝夕だけの作業にしても、相当大変ですが、
中干しして土も乾いて固くなっているから
田んぼに入っても稲の根を傷めず、
クサネムもまだ小さくて抜きやすいのです。

クサネムが生えたら、
タネが落ちないうちに早めに抜く!!
というのが 一応の鉄則だと思いますが、

今年のような暑さの中では体が消耗するので
クサネムがなるべく生えないような
田んぼづくり(除草や中干しのタイミングなど??)を
研究する方が断然いい!!

こうやって実際に痛い目に合った記憶が鮮明なほど、
研究心も湧いてくるのでしょうね。
いい解決策が見つかるといいなあ。
  

Posted by やまやま at 21:18Comments(0)田んぼ

2011年09月05日

君は誰??

夕方、田んぼの畦際の土を掘り上げる作業をしていたら

(田んぼに溝を作って排水をよくして
 稲刈り前までに田んぼ全体の土をよく乾かすため。)

こんな虫が 溝の水の中を のそのそと逃げて行きました。




ゴキブリみたいな色
カラダ付きも薄っぺらでゴキブリっぽい けど
ゴキブリよりも だいぶでっかい(5~6cmくらい?)
というわけで、けっこう気色悪い けど 
なんとか つかまえてみた・・・




これが噂の・・・ タガメに違いない



と思って他にもいないか探していると・・・
今度は タガメに似た ちょっと細長くて小さめのやつが
のそのそ溝の水のあたりを逃げていく。



これは細身のタガメ???でもなんか、お尻から細長いしっぽみたいな針みたいなのが
シュ~っと伸びているし、なんだか違う・・・

何だろう、こいつ??
タガメより弱そうだけど
お尻の細長いのが しっぽだか針だかよく分からないので 
つかまえるのは 一応やめておく・・・

家に帰ってからインターネットで調べてみたら、
どうもタイコウチというやつらしい。

獲物をとる瞬間とか、見れたら楽しいだろうな。
  

Posted by やまやま at 22:53Comments(0)田んぼ

2011年08月19日

炎天下、雑草抜くこと1カ月・・・

7月の後半からお盆くらいまで、
本当に暑かった~

その暑さの中で、なんと1カ月もの間、
平日のほぼ毎日!!
田んぼの雑草を延々と抜き続けた私!!
午前中3時間、午後3時間 というスケジュールで!!
猛暑の中で!! 
腰をかがめて!! 
ほぼ毎日!!


甲子園を沸かせている高校球児たちでさえ
1日の間に2試合分もの時間を、
内野ゴロを捕る時みたいな
低~い中腰の姿勢で
グランドに立ち続けるなんてことは
できないだろうなあ

暑さへの抵抗力 だいぶついた
普通に生活するには全然必要ない能力だけど。

それにしても無農薬の田んぼには
とても個性的な姿をした雑草たちが
7月過ぎた頃からガンガン勢力を
伸ばしてくるのですね。

7月の後半は、クログワイという雑草を相手に
果てしのない戦いを繰り広げました。

クログワイは芋の仲間で、見た目は細ネギのよう。
多いところではイネの倍以上の株数が茂っていました。

午前中に3時間、午後に3時間 といった時間割で 
2人でクログワイを一心不乱に抜き続けても
40~50列くらいイネを植えてある田んぼのうち
8列くらいをキレイにするのがやっとという状態。
猛暑日ともなれば、2人がかりでも丸一日かかって
6列分くらいしか終わらない・・・みたいなペース。
来年は絶対にやらないだろうな、この作業は。

生育旺盛で、ちょっとでも取り残したのがあったら
翌年はガツンと数を増やしそうなやっかいな雑草、クログワイ。
結局全部は取りきれず、心を残したまま
タイムリミットとなる中干しを迎えました。

8月5日の中干し以降、もう土が固まってしまって
クログワイは根っこからは引っこ抜けません。
地上部だけむしり取っても芋の本体は地下で生きているので
また葉っぱがずんずん伸びてくるのです・・・あきらめよう
「来年こそは代掻きでクログワイをやっつけよう」と
固く心に誓って。


8月10日頃からは、また別の雑草との戦いに突入。
そいつは、秋までにたくさんの黒っぽい色のタネをつけて
コンバインで稲刈りするときに
そいつのタネが米に混入してしまうと、
なかなか取り除くのが難しい。
クサネムというマメの仲間なんだそうです。
こいつもタネの数がめちゃくちゃ多いので
なんとかタネが田んぼに落ちる前に
全部引っこ抜いておきたいところ。
これがまた延々と一週間以上かかり
一応目立つところは全部抜くことができました。
後から遅れて伸びてきそうなクサネムもいるので
稲刈りまで気は抜けない・・・

で、今日からの標的は、ヒエ



ヒエ引きの模様は、また後日。

あ、ちなみに 
「森のようちえん」で
こういう作業を子どもにも体験させたい
なんて思っていません、念のため。
  

Posted by やまやま at 22:21Comments(0)田んぼ

2011年07月05日

農繁期、一段落。

6月12日にスタートした田植えも、
6月29日で無事終了しました。

除草作業はその後も続き、炎天下でチェーンを
引きずる体力仕事が何日か続きましたが、
それも今週でだいたい終了です。

今年は研修生(私)やら週一の助っ人やら
人出が少し増えたおかげで、
例年になく田植え~除草の作業
順調に進んだチョキ とのこと。

田んぼの合間に大豆畑の種まきと中耕双葉
ほぼベストのタイミングで作業に入れました。

7月は暑くなるので
日中はなるべく屋内で過ごし
商品の袋詰めやラベル張りなどで
体力を温存する予定です。  

Posted by やまやま at 21:22Comments(0)田んぼ

2011年06月23日

総力戦

こばふぁーむ、農繁期中盤は、まさに総力戦!
こば大将・・・・代掻き
こば弟・・・・・田植え
こばママ・・・・田植え補助
こばパパ・・・・草刈り
研修生(私)・・チェーン除草

そして、なんと 麗しきこば夫人までが
自作の専用チェーン除草機をひきずって
田んぼの中を1日じゅう歩き回っています。

田植えが一段落する金曜日には、
強力助っ人「週1の男」も除草作業に加わってくれるはず!

代掻き&田植え&除草の作業に追われつつも 
昨年よりも元気よく育っている苗を眺めると、
今秋の収穫やら、来年の苗づくりやら
楽しげな妄想で 会話も弾みます!  

Posted by やまやま at 19:25Comments(0)田んぼ

2011年06月16日

さし苗を満喫~♪

今日は田植えのときに 
大変なことが発覚しました。

今年はじめて作る品種のイネを
田植え機で調子良く どんどん植えていたところ・・・

今日の午後まで 誰も全然気付かなかったのですが、
どうも欠株(すき間)が多い・・・

苗箱をよ~く見てみると たしかに
苗が生えていない場所がいくつかあるし
立派に育っている苗と弱そうな苗の違いが
けっこう はっきりしている。

弱そうな苗は 田植え機で植えた直後に
地面から浮いてしまって
どこかへ消えてしまったのかも叫び

それで、急きょ 田植えの予定を変更。
田植え機でどんどん植えるのは止めにして
これまでに田植えの済んだ田んぼ4枚を
みんなで手分けして 隈なく歩いて見回り、
苗と苗のすき間ができてしまったところを
ひとつひとつ手植えで埋めていくという地道な作業を
4人で進めることになりました。

こういうのを さし苗 と呼ぶらしいです。

小さめの田んぼから さし苗 を始めましたが、
想像以上に ものすごい時間がかかるし
腰も痛くなる大泣き

でも やるしかない! 今やらないと収穫に影響が出る!
ということで、明日もたっぷり さし苗を満喫できそう赤面

農業は なかなか計画通りには進みませんけど 
今がんばった分は秋にきっと実を結ぶはずピカピカ

昔の人は さし苗どころか 
田んぼ全部に 手で植えたのだから
それに比べれば何のこれしきパーンチ

個人的には、手で植えたり 
人力で耕したりするのも
けっこう好きだったりします。
なるべく疲れない体の使い方 
を自分なりに工夫するのも
ひそかな愉しみ。

としあえず、今日も明日も 
涼しい日和のようで 助かります雨 くもり  

Posted by やまやま at 22:14Comments(0)田んぼ

2011年06月15日

農繁期突入!!

今週月曜日から いよいよ農繁期突入しました!

農繁期 という言葉は知っていたけど
実際に農繁期を体験して知るのとでは
やっぱり理解の深さが違いますね。

5月終盤~6月上旬にかけても 
1回目の代掻き や 草刈り や 大豆畑の耕し などを
着々と進めながら、
天気予報と麦の成熟具合を毎日チェックし タイミングを見極めて
麦の収穫を一気に終える、という一大イベントがあったりで、
決してラクな道のりではなかったけれど、
今から始まる約1カ月間は さらに さらに やることが多くて 
1週間が8日あっても 間に合わないのでは、と思うくらい。

と言っているわりには、お気楽な研修生は
けっこう マメに ブログ更新しているわけですが・・・

大まかなスケジュールですが、だいたい以下のような作業を
着実に進めていきます。

6月13日 仕上げの代掻き(翌日田植えする箇所)
6月14日 田植え & 仕上げの代掻き(翌々日に田植えする箇所)
6月15日 大豆の種まき
6月16日 仕上げの代掻き(当日&翌日に田植えする箇所) & 田植え
6月17日 仕上げの代掻き(当日田植えする箇所) & 田植え
6月18日 1回目の除草作業
6月19日 1回目の除草作業 & 仕上げの代掻き(6月20日田植え予定箇所)
6月20日 田植え & 仕上げの代掻き(6月21日田植え予定箇所)

6月末あるいは7月初め頃まで
20枚くらいの田んぼの中を  
トラクタ、田植え機、除草機が 
駆け巡る日々が、続いて行くのだそうです。

代掻き・田植え・除草の合間を縫って(合間がほとんどないのですが・・・)、
大豆の種まきをしたり(6月15日 なんとか完了拍手)、
麦畑の周囲に張ってあったシカよけネットを回収して、今度は田んぼの周りに張り巡らしたり、
容赦なく伸びてくる田んぼの周りの草を刈ったり・・・

これら全てが 必須作業プンッ

この時期は家族の応援が得られるとは言え、
こばふぁーむの大将、よくも これだけの作業量の大部分を 
何年間も1人でこなしてきたなあ、と
知れば知るほど 驚くばかりです。


6月14日の登場人物

大将・・・・・・仕上げの代掻き
大将の弟殿・・・田植え
大将の母殿・・・苗箱洗い
大将の妻殿・・・田植え補助
大将の父殿・・・草刈り
謎の助っ人・・・草刈り
研修生(私)・・田植え補助&ブログ用写真撮影










  

Posted by やまやま at 23:39Comments(0)田んぼ

2011年06月14日

大リーグ養成? 除草機

昨日は チェーン除草機を 
作りました。

プラスチックの軽い鎖と
金属の重たい鎖を
それぞれ 決まった長さに 
パチンパチンと 切っていきます。

プラスチックと金属のチェーンを
こんな感じでつないで・・・
(プラスチックのチェーンを使うのは
 除草機全体の軽量化を図るためです)


1.7mくらいのアルミの棒に3cm間隔で
ぶら下げたら ハイ 出来上がり
プラスチックの鎖で軽量化したものの、
予想以上に 重たいものになりました。



6月は、これに紐をつけて 肩に背負って
田植え後の田んぼの中を歩き回ることになりそうです。



  

Posted by やまやま at 22:14Comments(0)田んぼ

2011年04月02日

農業研修生活スタート

まだまだ先の話・・・と思っていたけれど
あっという間に4月を迎えてしまいました。

まだ畑には何も植えていませんが、
自宅の南西向きの小さな出窓のスペースでは、
3月下旬に発芽させたトマトやナスなどの苗が
こたつの熱で育っています。
何しろ人生で初めての作業ばかりなので
分からないことだらけです。

まいたタネのうち、何粒くらい発芽するか?

発芽直後のトマトが ひょろひょろと
もやしみたいに背が伸びてしまったけど
ちゃんと育ってくれるのか・・・?

何日目くらいでポットに移植したらいいのか?

こたつの温度調節や水やりのタイミングは適切か?

5月の定植まで、心配のタネは尽きなそうですが、
サラリーマンの頃の仕事と随分違う点は、
心配すること自体が結構楽しいこと。

などとお気楽なことが言えるのも、
今年一年は「雇用契約を結んだ研修員」という身分なので、
育苗に失敗すると即座に自分の生活が苦しくなる、
というような切羽詰まった状況ではないからかも
しれないですね。

気を引き締めて、1年後に独立した後もずっと、
今と同じくらい楽しみつつ栽培に関われるよう
1年間で技術と自信をつけたいものです。

  
タグ :農業研修


Posted by やまやま at 21:30Comments(0)田んぼ

2011年03月07日

農地探し(その3)

県の農業改良普及センターの方の紹介で、
自然農法(肥料なし、農薬なし、自家採取)
実践している米農家の方が姫路にもいるという事実を
はじめて知りました。

ぜひ会わせていただきたい、ということで、
自然農法一筋で、米・麦・大豆も栽培している
「こばふぁーむ」
を訪問させてもらうことに。

まさか市内に 大規模に自然農に取り組んでいる農家がいたとはオドロキ

「こばふぁーむ」を初めて訪問した際、
自分の今の困っている状況を説明・・・

「自然農法をやりたいので農地を探しているが、
現時点では技術も人とのつながりもなく、
条件の良さそうな土地を借りるのも苦労している状況だけど、
実際に農作業をしてみないことには
作業の大変さも販売の大変さも全く分からないと思うので、
専業農家の暮らしぶりを研修などで見習いつつ、
2~3年かけて技術や自分なりの経営スタイルを身につけたい、
ある程度、農業の足場ができた後で、森のようちえんのような
活動に取り組んでいきたい」
といった自分自身の大雑把なプランを話しました。

それじゃあ、時間があるときに
稲刈りを一緒にしながら、実際に農作業を体験してみては、
と快く言ってもらえたので、稲刈りが始まる頃から
週に1回程度、こばふぁーむに通い、農作業体験させてもらいつつ
将来のビジョンなどについて、お互いに思っていることを
話すようになりました。

すると、1カ月くらい経った頃、
「こばふぁーむ」の研修生という形にすれば、
地元の人から農地を借りれると思うので、
もしこの近辺で農業をする気持ちがあれば
協力しますよ
、と願ってもないような言葉が・・・ハート

家からも通いやすいし、
借りる農地の面積も将来増やしたくなれば増やせそうな地域だし、
何より、地元出身の農家の方がそうやって応援してくれるのは
ありがたい話です。

農業を始めたいけど、農地すら借りられないという
今までの霧が立ち込めたような状況がウソみたいに晴れて、
一人の人との縁で、トントンと話が進んで、
それから1カ月後には、
肥料も農薬も数年間全く投入されていない、
日当たりも抜群の「こばふぁーむ」の近所の方の畑を
貸していただけることが決まりました。


  


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2011年02月15日

農地探し(その2)


たまたま知り合った農家の方、数名に相談に行くと、
「まずは1反とか、その半分でもいいから借りて
地元で信頼を得ることで、さらに貸してくれる人が
現れるだろう」とのアドバイスをもらいました。

市街化区域の農地はあきらめるとして、
市街化調整区域でなるべく近所の農地を探そうと
市役所の農政総務課に相談に行くと、
自分の家から車で30分くらいの所に
3反くらい(数か所に分散)の農地
(持ち主は無償でよいので貸すことを希望)
があると教えてもらえたので
地図を頼りに、どんな場所か下見に行ってみました。

その気になれば農地はなんとか借りられそうだと
ひとまずほっとして、次に
県の農業改良普及センターに行って
農業を新規に開始するに当たってのアドバイスを
受けようと思いました。

県の担当の方からのアドバイスは慎重で、
「農業するには、技術・土地・資金・機械 の4つが必要」
「地元の農家などの知り合いを通じてでないと土地はなかなか
貸してもらえない」
「まずは姫路市内で自然農法をしている若い方を紹介するので
会ってみてはどうか」
「どこかの農家の下で研修する期間があったほうがよい」
と言われました。

たしかに落ち着いて考えてみると、いきなり素人が
見知らぬ土地で3反も農地を借りて
「やってみたけど無理だったから農地を返します」、
なんてことになったら、いろんな人に迷惑かけそうだし、
他の新規就農を目指している人にも
世間のイメージダウンという悪影響を与えてしまう・・・

ここは焦らず、県の担当の方のアドバイスに従って、
研修させてくれそうな農家を紹介してもらうことにしました。

  


Posted by やまやま at 21:30Comments(0)田んぼ

2011年02月15日

農地探し(その1) 市街化区域の壁

今回は、新規就農を目指して農地を探している方に
参考になるかもしれないので、
自分のこれまでの農地探しの様子を紹介します。

「自分一人で自然農のように肥料・農薬を使わないで
農業をなるべく早く始めたい。」
「できれば家の近所で農地を借りたい」
という方針だけ固めて
農地についても農業についても
右も左も分からない状態で
本気で農地探しを始めました。

近所の使ってなさそうな農地巡りをしてみると
市街地でも結構よさそうな場所がある気がしましたが、
市役所の農政総務課の方や知人のアドバイスなどから、
おぼろげに理解したところでは、

→親などから相続して農地(市街化区域内)を所有している人は、
相続後20年の間、農業を継続することを条件に
「相続税の納税猶予」を(おそらく)受けている。
( 納税猶予の参考 → http://allabout.co.jp/finance/gc/10903/  )

→もしも相続後20年を待たずに、所有者が農地を他人に貸したり、
耕作をやめてしまったりすると、
相続税の納税猶予の対象から外れてしまって、
所有者は猶予されていた税を結局納めなくては
ならなくなる。


そういった相続税の制度的な事情があるので、
もしも市街化区域内で農地を借りようと思うなら、
①「相続税の納税猶予」の金額に見合うほどの賃料を払うか、
②相続後、すでに20年以上経過している農地の所有者と
運よく出会って「安く貸してください」と交渉するか、
くらいしか可能性がなさそうです。


①は、農業で稼げる収入より、土地の借り賃が高くなりそうなので論外、
②で万が一安く農地が借りれたとしても、
農地の所有者がすでに高齢であれば
借りて数年も経たずして相続税の問題にぶつかり
農地を返すことになりかねない・・・う~む。

どこが市街化区域でどこが市街化調整区域かなんて、
自分の人生でこれまで1度も意識したことなかったけど、
いろいろ影響があるものなんですねぇ・・・ガーン


などと考えて、「市街化区域で農地探し」という当初のプランは
なかなかハードルも高く問題が多そうなので、あっさりあきらめました。



  


Posted by やまやま at 21:00Comments(0)田んぼ